| 1.排泄行為
排泄行為は当然の事ですが、中には外では出来ない子が居ます。緊張をして出来ない子や周囲に気を取られている間に家に着いてしまったなどあります。中には排泄行為が終われば家に帰らなければならないと思い、しない子も居ますので散歩の初めや途中で家の中でのトイレトレーニングと同じくコマンドを掛けてトイレをさせてあげてください。
散歩=排泄=終わると家に帰る。と言う図式は作らないようにすべきです。
どこでもかんでも犬の好きな所に排泄をさせる事は飼い主のマナー違反です。
特に玄関先や公園、公共の場では注意しましょう。
2.飼い主以外の人との出会い
飼い主以外の人と会うときに犬を大好きな方も居れば嫌いな方も居る事だけは頭から離さないで下さい。
子犬の場合は多くの方が近寄って来ると思いますのでどんどん触って貰ってあげて下さい。
飛びついたり顔(口元)を舐めようとします。
飛び付きは是非辞めさせる行為ですので(特に大型犬の場合は)、飛び付いた時には「NO!」や「いけない」関西の方なら「あかん」とダメな行為である事を教えてあげてください。
飛び付きは日頃家の中でしっかりと教えてあげてください。
顔(口元)を舐めるのは子犬として母犬の口を舐める行為です。狼の世界では母犬の口元を舐める事で母犬は子犬にご飯を与えます。飼い犬にもその名残が残っていますが、ご飯を貰うと言うより、甘えている姿ですので、説明をして許して頂ければやらしてあげて下さい。
子供さんなどにする時は親御さんにその旨を説明してあげてください。
他人様を怖がる子犬には他人様にオヤツを渡し、与えて貰う事で人を怖がらなくなる事もあります。お友達や近所の方で犬好きな方に是非お願いして下さい。
3.他犬との出会い
他犬にあった時ですが、ついつい飼い主さんとして他の犬と仲良くして貰おうと思うのですが、犬見知りする固体も居る事を忘れないで下さい。
愛犬がどのような性格かをいち早く見つけてあげてください。
他犬に近寄る時ですが、必ず飼い主さんに先に声を掛けてください。
自分の愛犬が他犬を好きだからと言って、全ての犬がそうでない事をご理解下さい。
特に小型犬の飼い主さまは相手の犬をしっかりと見てください。
我が家の常務・ボクサー犬の具志堅に小型犬の飼い主の方が近づけてくるのですが、常務の黄金の左手(挨拶として出るようです)が出ると大きな事故になりますので、相手の犬を見て穏やかな声で「スイマセン、一緒には遊べないと思うのですが~」と掛ける事もあります。
固体によりますが、自らお腹を見せて「あなたには何もしません。僕・あたしはまだまだ子犬でしゅ~」と表現する子も居ますし、社会化が出来ていなかったり、アルファー気質な子(自分が一番と思っている子)は吠えて食って掛かっていく事もあります。
最近は社会化が出来ずに成犬になっている子も居ますので十分注意が必要です。
犬同士が顔を合わす時には人には理解できない仕草・行動があります。
それをカーミナルシグナルと言われています。
カーミナルシグナルについてはこちらをどうぞ(読んだら戻ってきてネ)
文献によると、洋犬と和犬にカーミナルシグナルに違いがあるとも言われています。
例えばですが、身体を低くして耳を後ろに倒して相手の犬を見ない行動は「あなたに危害を加える気はありません」と言うのですが、それを理解していない犬には単に弱みを出していると勘違いをして攻撃する事もあります。
相手の犬のお尻の匂いを嗅ぐのに自分の匂いを嗅がせない犬も増えています。
お尻の匂いを嗅ぐ事で犬同士の年齢や性別など個人情報の交換をするのですが、それが出来ないと相手を理解できずに仲良く慣れません。
人間も同じで個人情報を知らない相手と仲良くは出来ないと思います。
他犬と合わすときには要注意事項が沢山ありますので、飼い主の気持ちだけで犬の気持ちを無視する事が無いようにお願いします。
4.猫との出会い
猫と同居している犬にはさほど問題は無いのですが、同居していない犬にとっては気になる存在になります。
カーミナルシグナルにもありますが、猫と犬とは会話が出来ません。猫は相手の目をじっと見ます。猫のカーミナルシグナルはまばたきをする事で敵意が無い事を表現するのですが、犬には理解できません。
そして猫の動きは犬にとって狩猟本能を呼び起こすようです。
犬とは動きが違いますし、匂いも違います。大概の猫は犬を見ると逃げていきますが、中には逃げ場を失うと攻撃してくる猫が居ますので、注意してください。猫の爪は犬とって怪我の元になります。目をやられると失明の危険も潜んでいます。
当店には2匹の猫が居ます。13歳のスコティッシュ・ホールドと7歳の三毛猫はパグ2匹とは仲が良く一緒にゲージの中で寝る事もありますし、一緒にお水を飲む事もあります。
ですので、パグ2匹は散歩中に猫を見ても全く相手にしません。
一方、常務のボクサー犬・具志堅は子犬時代から猫を仲間とは思わずに、追い掛け回し、狩をしようとします。ですので散歩中に猫を見た時には狩猟本能が働きます。
訓練のお陰で僕を引きずってまで追いかけることはありませんが、大型犬を子供さんがリードを持っている時はご注意してください。
5.鳥類との出会い
スズメやカラスは子犬にとっては魅力のある玩具のように感じます。
トントン跳ねるような動きは狩猟本能が働くようです。
セターやポインターのような鳥猟犬はたとえ子犬と言えどもその場で片足を上げて動かなくなる事があります。その場で鳥を見つけた事を飼い主に伝える仕草をします。
電線に止まっているスズメ・カラスは良いんですが、地面に降りていると捕まえようといきなり走る事がありますので注意してください。
都会ではない事だと思いますが、当店は海が近く海にはカモメやカラス、サギにトンビが居ます。
トンビは小型犬(チワワやパピヨン、トイプードルなど)を餌と勘違いして、上空から狙っています。現にコーギーが一度持っていかれようとした事があります。
ボール遊びをしていると、ボールを何度と持っていかれています。
トンビは特に気を付けて下さい。
6.犬の鼻の力
車の排気ガスは人間の高さでは気づき難いのですが、排気ガスは空気より重いので低い所を漂います。一度、地面に伏せてみればお判りになりますが、犬にとってはかなり辛い匂いになる事はご理解頂けると思います。
話しは脱線してしまいますが、犬の嗅覚は人間の1億倍とも言われています。
警察犬や災害救助犬、麻薬捜査犬のことはご存知だと思います。犬の鼻を利用した作業の1つですが、他にも癌探知犬や爆弾捜査犬、名前は忘れましたが空港で肉の持込が無いかを調べる犬も居ます。
トイレトレーニングにも記述していますが、床やカーペットに一度粗相をすると、消臭剤を使っても犬には通用しないことがあります。
それだけ犬の鼻の嗅覚は人では想像出来ない領域にあります。
当店常務の具志堅は臭気選別と言う、警察犬として必要な科目の1つを訓練していますが、人間には全く感じ取れない薄い匂いを感じ取る事が出来ます。
それまで犬の鼻の力は理解できなかったですが、訓練をしていると考えられない臭覚を持って居る事に気づかされました。
長くなりましたが、訓練をしていない家庭犬にも人間では感じれない臭覚を持っていますので、車から出る排気ガスは辛いことだと思います(但し、排気ガスが犬に取って本当に辛いかどうかは検証されていないのですが。。。。。)。
雨の日や散歩が出来ない日には家の中で鼻を使わせる遊びをすると良いですよ。
7.初めて聞く音
雑踏の音と書きましたが、雑踏とは都会で住んでいる犬と地方で住んでいる犬にとっては違うことも多いと思います。車が頻繁に走る歩道を散歩する子犬と農道を耕運機の音を聞きながら散歩する子犬とでは違いはあるのは当然ですが、家の中では聞けない音としては同じだと思います。家の中で聞こえるテレビの音や電話の音とは違って外へ出ると、飛行機の音が聞こえる地域も在るでしょうし、外飼いの吠える犬の声を聞く事、漁船の音を聞いたり、ネオン街の雑踏音を聞く犬も居るでしょう。
個々飼い主さんの散歩をする場所でしか聞こえない雑踏の音があると思いますので是非その音に慣れさせてあげてください。その音に怖い思いをすると散歩が不快なものになります。オヤツや玩具などを使ってでも散歩は楽しい行為である事を教えてあげない事には子犬にとっては非常にストレスになります。散歩は犬にとっては自分たちの縄張りの見回り行為の1つです。座敷犬と言われる愛玩犬でさえも、散歩は非常に大事な事ですので、ストレスにならないように散歩をしてあげて下さい。 |